ハイブリッドカーが動くには「電気エネルギー」が必要ですが、自動車を動かすのに必要な電気エネルギーをためておくのも、必要なパワーを瞬間的に放出するのも難しいと言わざると得ません
ハイブリッドカーは電力を発電しながら走行する自動車なので、電気自動車のように全ての電力を走行前に蓄えておく必要はありませんが、それでも自動車を動かすほどの電気エネルギーを一時的にとはいえストックするのは現在の技術でも困難なのです。
なぜなら、携帯電話のような小さなバッテリーであっても充電を繰り返すたびにバッテリーが弱り、数年すると一回の充電で使用できる時間が少なくなり、買い換える必要がでてきますが、自動車が動くにははるかに大きな電気量が必要で、最低でも10年以上の使用年数に耐えるバッテリーが必要になるからです。
また、ハイブリッドカーは電気を生み出しながら走るだけでなく、回生ブレーキで得た電力も利用するために瞬間的に蓄電する必要もあります。
そこでハイブリッドカーの発展に大きな期待を寄せられているのが「キャパシタ」という装置です。
キャパシタとは
「キャパシタ」とは電力を物理的に蓄えて放出する装置です。蓄電できる容量は少ないですが、瞬間的に蓄電でき、瞬間的に放出できるという点で優れた装置です。
つまり、回生ブレーキによって生まれた電力を一瞬で蓄え、次の加速でそれを瞬間的に放出するという使い方が可能なのです。
携帯電話の充電などでもそうですが、電池は充電に一定に時間を要します。
しかし、キャパシタは単体で連続走行をするのには向いていませんが、瞬間的な加減速が多いときには回生エネルギーをフルに活用できるために、有効な技術として期待が集まっています。