燃料電池電気自動車
燃料電池電気自動車とは水素と酸素の電気化学反応によって発電し、その電力でモーターを動かすという電気自動車の一種で、「ハイブリッドカーの後継者」とまで言われるほどの期待のかかっている次世代車です。
この電気化学反応の過程によって生まれるのは電力と水だけなので、究極の無公害車となりうる可能性を秘めています。
問題は十分な距離を走行するために水素を700気圧程度まで圧縮してボンベにつめる必要があるので、専用の水素ガススタンドが必要なことが挙げられます。また、現在研究が進められている途中なので、すぐに大量生産を開始することはコスト的にも難しいものがあります。
しかしながら、2030年ごろには最大で全自動車のうちの30%が燃料電池電気自動車にとってかわられているという予測もあり、将来的にはかなりの確率で普及がすすむでしょう。
技術的、設備的にはまだ問題点もありますが、将来に期待がかかる「新しい自動車」と言えます。
ソーラーカー
ソーラーカーは太陽電池から得た電気でモーターを動かす電気自動車の一種です。
「ソーラーカー」という言葉自体はなじみ深いですが、実際のところ太陽電池から得られるエネルギーはわずかなものなので、自動車全体をおおうような大きなソーラーパネルを搭載しても速度などの性能面に関しては普及の面で難しいものがあります。
ただし太陽電池を動力とした自動車の普及は難しくても、ハイブリッドカーにソーラーパネルを搭載し、カーナビやエアコンなどの補助電力を補なった「ソーラーカー」というものは可能かもしれません。
応用的に使うことで楽しみな技術と言えるでしょう。
天然ガス自動車
天然ガス自動車とは天然ガスをガスボンベに圧縮して詰めて、それを燃料として走る車です。
天然ガス自動車はすでに実用化が進んでいて、天然ガス資源が豊富な国(イタリア等)ではすでに数多くの天然ガス自動車が走っています。
技術的にもガソリンエンジン車を多少改造するだけで問題なく、天然ガススタンドでの燃料補給も安全性に問題はありません。
なお、天然ガス資源は100年ほどでなくなると言われていますが、「メタンハイドレート」というシャーベット状の天然ガスが深海に大量に存在するために、資源的にも当分の間は問題がないと言われています。
ただし、メタンハイドレートを深海から採取するのに多くの費用がかかるために、現在のところ実用化のメドがたっていないという問題点がありますが、採掘の技術が進歩すれば近い将来メタンハイドレートを燃料とする自動車の量産が始まるでしょう。
ちなみにこの「メタンハイドレート」は日本近海に大量に存在するために、もしかしたら将来の日本ではハイブリッドカーではなくメタンハイドレート車が主流になるかもしれません。
電気自動車
電気自動車はエンジンの代わりに電気モーターを搭載し、ガソリンの代わりにバッテリーの電気を使って動きます。
長所としては排出ガスを出さないことや、モーターは騒音をほとんど出さないために静かに走行できるという点が挙げられます。
排出ガスを出さないために環境にはやさしいのですが、欠点としては燃料補給のために充電スタンドという新たな設備が必要なことと、ワンチャージでの走行距離が短いという点があります。
それゆえに現在のところは市販車としての大規模な普及は難しく、限定的な利用方法が主な使い方となっています。
例えば、都市部で短い距離を走行するのには適しているために、地域で共同利用されたり、レンタカーとして貸し出しされるといった方法があります。
今後、電気自動車はハイブリッドカーとは違う方法で普及してゆくでしょう。